『耀羽…慶君…。はい!』

日和が返事をした瞬間。

日和の身体を眩しい光が包んだ。

現れたのは真っ白い翼を生やした日和。

「お前…それ違反だって…」
『大丈夫。気にしないで』

そう言うと日和は俺と慶の手に小さな手を重ねた。

今は人間にも見える日和の姿。

慶は少し戸惑いながら日和の手を優しく握った。