plume~今、君に翼を~




そして本番。

再び、あのスーツに身を包み教室へと向かう。

「何度見てもかっけぇなぁ」

と慶に言われる。
『ココに座れ』と出されたイスに座りピアスを付けた。

俺の後ろでは慶が俺の髪をワックスで軽く立たせていた。

「はい、できた」
「サンキュ」
『わぁ!2人とも格好良い!』
「日和が慶のこと格好良いって」
「マジで?日和ちゃん、サンキュー♪」

確かに日和の言う通り、かなり格好良い。

俺が女だったら間違いなく惚れてるな。