『え!?//』
「フッ…冗談」
『ちょっとー!!』と顔を赤く染めながら怒っている日和を横目に更衣室に入った。
「はぁ…」
中から更衣室のドアに寄りかかる。
「無理だ…」
俺の中の日和に対する気持ち…。
掻き消そうと思えば思うほど募っていく。
身体中が蝕まれていく。
「どうすりゃいいんだよ」
どうすれば…この気持ちが消えていく?
人間と天使の恋なんか許されるわけないのに。
「天使となんか…何故出逢った?何故…」
“俺は天使が見える?”
…ごめん、日和。
俺は今…狂ってるかもしれない。
日和と
“出逢わなければ良かった”
なんて…。
ホントは違うのに、な。


