『実はアタシ、慶君に憧れてたりして』
「慶に…?」
『うん♪』

何かムカつく。

「慶のやつ何で、こんなにモテるのかな」
『優しいし面白いしルックスも良いから人気なんだよ』
「へぇ…」
『でも慶君も耀羽も人気あるんだよ』
「慶は分かるけど俺は何で?」
『耀羽は格好良いし…クールな優しさが良いんだって。女の子達が言ってた』

お前の、そのメモには、どんなことが書いてあるんだ…。

とても気になるんだが…。

「日和、屋上行こう?」
『え?でも授業…』
「サボろうぜ」
『アハハ。いいよ』

慶に“サボるから適当に理由付けといて”と言い俺ら2人は屋上へとやってきた。