「日和…?何してんの?」
『慶君との会話見てたの』
日和は机に頬杖をつき柔らかな表情でコチラを見ていた。
「俺には触れないのに椅子とか木とかは大丈夫なんだな」
『何でだろうね。アタシも分かんないや。その辺、良いようになってんのよね』
「ふぅん」
天使って凄いね。
『何か…男子の会話って良いなぁって思った』
「…どこが」
『分かんない。でも久しぶりだからかな?楽しかった』
「楽しんでくれたなら良かった」
『ふふ♪何か懐かしいなぁ』
「え?」
『実はね?アタシと慶君、友達なんだよ』
「…友達?」
『そう♪去年だから…高1の時に同じクラス』
少し驚いた。
でも日和もこの高校通ってたし驚くことないんだよな。


