「…で。あの3人が俺の家族な。ごく平凡な一般家庭」
『耀羽は結構クールな性格なのね』
「…どうかな。でも、そうなのかな」
『1つだけ言っておくね。家族は…大切にね』
「え?」
『…私ね。生きてる時…家族に何も出来なかった。むしろ親不孝ばっかり』

日和は笑いながら話してる。
でも…とても小さく見えた。

『最後まで…家族を悲しませちゃった。それが…心残り』
「そっ…か」
『耀羽の家族構成はアタシと一緒。アタシはパパ、ママ、お兄ちゃんとアタシの4人家族で…何だか耀羽の家族見てたら自分の家族思い出して…』