―ある夜…――


目の前には動かなくなった無数の屍の山が積み重なっていた…。

その中心に1人…―屍を楽しそうに見下ろしている女

――――

??「ライ早く行くぞ、後始末はアイツ等に任せとけ」


ライ「わかった…任務完了」

先ほどの表情とは違い今は無表情‥


??「しかしよくお前1人であんだけ殺したもんだ、さすが血濡れの異名をもつ女」

黒のベンツに乗り感心したように呟けば車を発進させ


ライ「あんなファミリー1人で潰せるよ」
つか潰せない方がどうかしてる

??(心 : お前が今潰してきた所、現マフィア世界No.2なんだが…やっぱりお前凄い)
「スゴいぞー流石ライだ!」


ライ「当たり前だろ、つか明日学校面倒くさい」


突然だが私はファミリーの仕事をしながら学校に通っているのである!

勿論バレたら終・わ・り←


??「いいじゃねーか学校は楽しいぞっ!ほら、家に着いたんだから子供は早く寝る」

ライ「子供扱いすんな、馬鹿」
お前は親かっ!と思いつつも素直に従い馬鹿でかい我が家の玄関を開けようとするが嫌な予感が、、、


父「お帰り我が娘…ぐはッ!」

玄関の扉をあけるなりいきなり抱き付いくる父マイケル。

でも暑苦しいので鳩尾に一発いれてやる。
母「あらあら…お帰りなさいライ」

実の夫が苦しんでいるのを微笑んでスルーする母未凰、容姿は三十代後半とは思えない程の美人だ


ライ「ただいま、それよりアレ片付けなくていいの?」

アレとは今もがき苦しんでいるマフィア界のボス(父)である

母「あれくらい大丈夫でしょ!それより任務お疲れ様、報告は白(ビャク)から訊くから早く寝ちゃいなさい」
……相変わらず私の母はヒドい

ライ「おやすみ〜…あと明日からまた学校だからそこんとこヨロシク」

まぁ私も苦しんでいる父をスルーして部屋に入ったけど(笑)


とりあえず簡単にお風呂を済ませ、二丁の銃の手入れをすれば即寝落ち―