Bitter Kiss.

南達が通り過ぎて行くと、女子達がバラバラと、解散し出す。


「つか、苺、どしたの-??」


「南に興味なくなったって、他に好きな人でも出来たわけ??」


チカとゆみが窓から離れ、こちらに近付いて来る。


「べっ別にっ」


裏返る声に、バサッと手から滑り落ちる雑誌。


苺、完全に挙動不審かも。