あまり大きな声を出したつもりは無かったけど3人しかいない部屋には思いの外、声が透った

「萌?」
スミレちゃんが俯いた私の顔を覗き込む

『ど…うして?私…そんな事して欲しくてスミレちゃんに話したんじゃないよ?』
何に対して泣きそうなのか…自分でもわからないけど視界が歪む