あたしたちが地元の駅に着く頃には、もう夜と呼んでいい時間だった。


「これだと舞佳と優に会うかもな。」


なんて電車を降りながら言った持田。


「同じ電車乗ってたりしてね。」


なんて笑った。


「ぅわっ、管田!!!」

「「???」」


…まさか。


「優っ…!!!」


後ろからあたしの名前を呼んだのは優。

あたしは優の後方に目を凝らす。


「舞佳!!!」

「明海!? 持田もっ…!!」