絶対彼氏



私って腹黒いのかな…

だって紫苑のこと好きな人なんていっばい居る
なのに嫌いな私が一緒にいて良いのかなと言う罪悪感的なものに襲われた

それに私、片思いしかしないって決めたんだ
もうあんなこと嫌だから…

駅に着くとちょうど電車が来る時間
ぼーっとしてるとあることに気がついた

「あ、今何時!?」

「8時過ぎ」

「私お母さんに連絡してない!!
絶対心配してるよ…」

取り敢えずもう遅いと思ったが電話をした…だが通じなかった

きっと仕事かな…

一言短いメールを送っておいた

「あぁ、ご飯も作ってきてないし怒られるかな…」

「なに、お前が料理作るわけ?」

「悪い?
お母さんに料理させると後が怖いから私がいっつも作るの」

「へぇー。
お前以外に誰か作る人居ないわけ?」