私(佐藤優香)は…
田中優太先生が大好きでした。
優先生が…
私の名前を呼ぶ度に…
とてもドキドキしてたんだよ。
相談にものってくれて…
タメ口きいても怒らなくて…
そんな貴方が大好きでした。

なのにどうしてなの?
どうして結婚するの?
ねぇ答えてよ…

そう思ったときは既に時遅し…
『大好きだよ…
今までありがとう。
いっぱい頼ってごめんね。
どうかお幸せに』

そんな事言える訳もなくて…
学年集会の時に私は一人ずっと下を向いていて…
先生が好きだからやっていた係りも友達に頼んで逃げた。

中2で幼かった私には…
辛くのしかかってきて耐え切れなかった。

でも中3になって先生が居なくなるのを知ったとき…
ちゃんとあの時伝えれば良かったと後悔したことを今でも私は覚えているよ?

ねぇ優先生…貴方は今笑っていますか?

幸せですか?

今の私なら『貴方が幸せなら私も幸せ』ってちゃんと言える気がするよ。