次の日、部活に行った。

キーパーにお茶を
入れてほしいと顧問に
頼まれ、部員たちが
着替えている部室へ
向かった。



「すみません‥」


あたしは、そこにいた
3年生に声をかけた。

「どうしたの?」


そう言って振り返った
のは、部内でリーダー的
存在の
─岩瀬 憂哉(イワセ ユウヤ)
だった。


「キーパー取りに来たん
ですけど‥」


「あっ!!キーパーか」

そう言って、岩瀬さんは
キーパーを取りに部室へ
入っていった。