「ゆうりちゃん可愛い、私まゆ、よろしくね」
「可愛いのはまゆちゃんだよ、こちらこそっ」
「ゆーり大好きぃー」
「私もだーいーすーき」」
「ずっと友達だよ」「約束」
「ゆうりと友達になれてよかった」
まゆとの出会いも
双子のようにくっついてた日々も
約束を誓ったことも
全部、全部、偽物だったのかな…?
そういえばだんだん、まゆから離れていた
あんなに毎日いたのに、行動は一緒でも
お互いの話はあまりしなかった
それに私がまゆを嫌いになった時期もあったね
そっか……………………。
今、始まったことじゃないんだ
私たちの友情はだいぶ前から崩れかけていたんだね
気づくの遅いよ、ばか
ピーピーピー
Mailの着信音で視界がゆっくりと開く
目には涙がいっぱいだった
「早退したって?大丈夫?永久」
時計を見ると待ち合わせ時間を1時間すぎた7時
あ、最低だ…………………
連絡もせずどたキャンなんて
「体調悪くて、ほんとごめんね。もうだいじょうぶ」
書いた文を全部消す
言い訳にしかならないよね
でも永久には知られなくない
嫌われたくないの。

