「本当に…不思議だな。外見もそのままだし。」 俺も結衣さんも、全く別人に生まれ変わったというのに、どうして君だけ!? 「改めて俺は、岡田健士郎だ。この春、高校に入学したばかりだ。」 「やっぱり!年下なのですね!」 …と言うことはつまり…。 「この春で高校三年生になりました。晴信様とも、私の方が年上だったから、そうじゃないかなって。」 年上…なのか。 その幼い容姿で…。 いや、俺が老け過ぎなのだろう、きっと…。 「ならば…敬語を使う必要もあるまい。普通に喋ってくれて構わない。」