「あ…ありがと。でもそんな…大した料理じゃないよ!」 「そうか…?最高だと思うが。」 いつだって健ちゃんはすごく真面目だから…本当に照れる。 「いつも食べてくれて…ありがとね。」 そう言って、私は食器を片付け始めた。 「ホットプレートは俺が片付けよう。」 「ほんと?じゃあお願い。」 「あぁ。」 私は素直にホットプレートは健ちゃんに任せた。 健ちゃんて、結婚したら絶対良い旦那さんになるよね。 なんて、妄想してニヤニヤしながら食器を洗った。 「はい、お茶。」