野菜を物色中の天野川君にまで心配されてしまった。



「大丈夫!ちょっと…睡眠不足で。また買い物手伝って貰っちゃって、ゴメンね?」



何故か今週の水曜日も天野川君はやってきた。


健ちゃんに睨まれても、余裕の笑みで交わしていた。



「全然!俺としてはお姉さんの手料理も食べたいんだけど…岡田が怖いからその内ね!」



健ちゃんを見ると、眉間に何本もシワを寄せて怖い顔をしていた。


そして天野川君から私を守るかのように間に入ってきた。



「結衣さん、睡眠不足って…また前世の夢を見ているのか?」