「クスクス…二人共、ほんとにラブラブなんだね?じゃあ夕飯は諦めるよ、家で母さんが用意してるしね。買い物は一緒に行っても良い?こんな所で待ち合わせなんだ、買い物、これからなんでしょ?」 天野川君の言う通り、私達はスーパーの前で待ち合わせしていた。 「まぁ…それ位なら…構わん。」 ボソッと渋々承諾した健ちゃんに対して、天野川君が嬉しそうに笑う。 そんな二人のやり取りに、私も笑顔になっていた。 夕飯の買い物が、いつもより賑やかになった。 天野川君が私に積極的に質問してきたから。