私は初めて健ちゃんの友達に紹介して貰えて、嬉しかったんだけど…。 「クスッ違うよ、お姉さん。岡田はお姉さんの手料理を他の男に食べさせたくないんだよ。ね?岡田?」 「…な…っ!?」 ニヤニヤ笑いながら健ちゃんを見る天野川君。 みるみる内に顔が真っ赤になる健ちゃん。 「そ…そうだ。悪いか!?」 少し開き直ったようにそれだけ言うと、ぷいっとそっぽを向いてしまった。 健ちゃん…私の料理を独り占めしたいって…こと!? だったら…すごく嬉しいな。 思わず私も、顔が赤くなってしまう。