浮気の弁明状・・・って、まさか・・・奥さんだったの!?



「俺の前世は・・・恥ずかしいことばかりだな・・・。結衣さん、源助は信玄の小姓だったんだ。」



情けない・・・という顔をして説明してくれる健ちゃんだけど。



「そんな説明どうでもいいよっ!俺が言いたいのは、この女は上杉謙信、宿敵だったはずだ!何で付き合ってんの!?」



その言葉に、ドキッとしてしまう。


そう・・・宿敵だったにも関わらず、恋に落ちてしまった・・・二人。



「信玄の小姓だったお前には理解できないかもしれないが・・・信玄はずっと愛していたんだ、謙信を。でも、前世は関係ない。俺は結衣さんという人を好きになったんだ。結衣さんも同じだ。」



「・・・ははっ前世は関係ない、か・・・。引きずってる俺はどうしたらいいの・・・。」