晴れ空男子

「俺は美味いと思うけど…? 美雨ちゃん、全部頂いちゃっていい?」




 慎さんは自分のお皿に乗ったハンバーグを指さして言った。




「はいっ、もちろん♪」






 慎さんはパクパクと口に入れていく。





「俺、料理できないから久しぶりに食べたな…手料理」




 慎さんはうっすら涙まで浮かべてくれてる。






「美雨、騙されんなよ? 慎のこれ演技」



 空は机の上に落ちた慎さんの涙を指で拭き取って私に見せる。





「はい?」

「こいつ俳優だから」




 俳優さん!?




「空~、言っちゃつまんないじゃん」

「つまんなくねぇよ」






 空はそれだけ言うとパクッとハンバーグを口にいれた。




「なんだ、うめぇじゃん」




 よかった……。