晴れ空男子

「私バスに乗るの2回目なんだー♪」

「2回しか乗ったことないんですか?」

「うん…。って普通じゃないの?」

「全然普通じゃないです」

「へぇ…」




 みんな乗ってるんだ…。




 こんな面白い乗り物乗ってなかったのが勿体ないよ。





 立ってる私の横できちんと背筋を伸ばして立っている那智ちゃん。




 律は空いた席に1人で座ってる。




 今は学生の帰り時らしく、バスはすっごく混んでる。





「…あの先輩……」


 いつもより小さい声で私にそっと話しかけてきた那智ちゃん。




「どうしたの?」

「後ろに違和感が…」

「?」



 そっと那智ちゃんの後ろをのぞいた。




 那智ちゃんの腰からおしりにかけてを撫でている大きな手が見えた。



「!?」