美陽さんが言った通り5分くらいしたら帰ってきた。




 私はノアちゃんと慎さんがお互いに気づく前に慎さんの元に走った。






「慎さん、ノアちゃんいますよ~」

「えッ!? なんで!?」

「ここの娘さんだったみたいです」

「うっそぉ…マジで? 美雨ちゃん、感謝!!」

「早く行ってあげて下さい」

「おぅ…」




 慎さんもノアちゃんみたいに髪を整えてお店に入った。




「…あ、慎さん…」

「ノアちゃんじゃん!!」





 いい雰囲気バリバリの2人。






 早く思いが通じるといいね。






「お疲れ様~」

「お疲れ様です」




 お店を閉じて服を着替える。




「ね、美雨さん。美雨さん、モデルやらない?」

「わ、私が!?」

「美雨さんなら絶対いいモデルさんになれるよ?」

「……考えて見る」