ノアちゃん…ピュア~。



 両思いなのに…。






「積極的に行かないと…慎さんは取られちゃうかも」

「やです!!」

「行こっか」

「…はい////」





 ノアちゃんは長い髪を整えて階段を下りて行った。




「…あら、ノア」

「ママ、私も手伝うよ」

「勉強は?」

「ずいぶん、わかったよ」

「そう。なら接客お願いね」





 きょろきょろとあたりを見渡すノアちゃん。






 勇気出して降りてきたのに慎さんはどこよ~!!






「…美陽さん、慎さんは?」

「今、買い出しに行ってもらってるの」

「いつ帰ってきます?」

「もうすぐで帰ってくると思うわ」

「ありがとうございます」