「うわぁー、 あの人かっこよくない?」 「背高いー!!」 私は、きゃらきゃらはしゃぐ 中学の友達の目先を辿った。 桜の季節。 廊下で、友達と騒いで話してる 一番目立つ黒髪の男子生徒。 高校の制服が、彼が大人ぽっくてスーツに見える。 「背でっか…、」 私はボソッと呟く。 「それがいいんじゃん!! かっこいい!! 名前なんて言うんだろ?」 「あ、あの人知ってる。 宇野 愁汰(ウノシュウタ)。東中らしいよ。」 「へぇー…、」 私はのんきな声を出して答えた。