誰かは分からないけど、この声は港くんかな?

「ちょっいるっ・・・からっ」

「ちっ」

「大丈夫?小子」

「ありがと 港君」

「龍牙も、どこでも盛ってたら小子に嫌われるよ」

「うっせぇ」

言いながら龍が部屋を開けると、全員が揃っていた。

「おす」

「よう」

「おはよー ってもう、昼だね」

「昼飯どうする?」

「作ろうか?」

「おう」

「できるなら、頼みたい」

いつも冷静な健が焦ってる。

「なんでそんなに必死なの?」

「腹がめちゃくちゃ減ってるから」

「じゃあ、冷蔵庫見るね」

「ああ」

「・・・ないよ なにも」

「マジか」

「近くにスーパーあったよね?」

「ああ」

「ちょっと行ってくる」

「俺も行く」