仕度をしてたら、チャイムがなった。

「はーい」

「小子の友だち?」

「うん」

「今あけます」

お母さんが、玄関を開けに行く。

「まぁ」

「おはようございます 小子さんの友だちの龍牙です」

あの龍牙が真面目に挨拶するから、思わず吹き出しそうになった。

「おはよう 超イケメンじゃない」

「うっうん・・・ じゃあ、行こう」

「ああ」

「なんか、ごめんね」

「いや、お前笑いそうになってただろ」

「だって、面白かったから ふふっ」

「うっせぇ 早く乗れよ」

「うん ふふっ」

乗ろうとしたけど、やっぱり乗れない」

「しょうがねぇな」

また、抱き上げられ乗せてもらってヘルメットを被せてもらった。

「いけるか?」

「うん」

「行くぞ」

「うん」