家で泣き続けるより、龍牙と遊びに行きたい!!

そう思いすぐさま返信した。

「迎えに行くから着替えて待ってろ」

慌てて服を選ぶ。

何となくダサいと思われたくなくて、いつもより念入りに服を選ぶ。

着替えて身支度を整えて、龍牙を待つ。

ちょうど用意が終ったころ、チャイムが鳴った。

鞄を持って玄関に向かう。

「ちょうど、用意終った頃」

「ん、よかった ドライブ行かねぇ?」

「ドライブ?」

「ああ バイク乗れるか?」

「乗った事無いから、わかんない」

「まぁ、とりあえず乗ってみろよ」

「うん」

家の前には、黒いバイクが止まってた。

「これ龍牙の?」

「ああ」

「なんか、かっこよくて龍牙にぴったりだね」

「サンキュ\\\」

顔を赤くして、目をそらす。

それは、照れてる証拠。

すぐに顔に出るのが、ちょっと可愛い。

「これ、ヘルメット」

「あ、ありがと」

渡されたヘルメットは、白にピンクのライン。

明らかに女物だ。

「龍牙にも、彼女居たんだね」

「はぁ?」

「だって、これ女物じゃないの?」