「うるさいけどな」

「そう?とても嬉しそうに見えたけど?」

「まぁ・・・そうかもな?」

「やっぱり」

「ところで、今何書いてるの?」

「「恋する乙女は、最強です!!」です」

「新作?」

「はい」

「どういうの?」

「まぁ、恋して女の子の強さを描いていく話」

「姉貴が喜びそう」

「よかった」

ニコッと笑うココが、可愛く見えた。

「あ、今度家に来いよ」

「へ?」

あっ・・・

つい、ノリで言ってしまった。

「姉貴に会って欲しくて」

つい、恥ずかしくて声を荒げてしまった。

「・・・こんな、ブスでいいの?」

「俺の姉貴は、人を見た目で判断しないぜ」

「中田君と一緒だね?」