一気に校内がざわめく。

「小子!!これどういうこと!!」

繭が凄い勢いで聞いてくる。

「「昨日別れて」ってメールがきて、何でだろうね・・・」

ポロポロと涙が止まらない。

「ちょっとおいで」

繭に連れてこられたのは、図書室。

ココで、翔と出会ったんだね。

思い出すとまた悲しくなって、涙が止まらない

「きっと何かあるんだよ」

「うん・・・」

「聞いてみよ」

「うん・・・」

直接話すのが怖くて、メールで聞いてみた。

「何で、梨月ちゃんと付き合ってるの?また何かあったの?」

返信がすぐにきて、安心した。

「なにもねぇ ただ、梨月が好きになっただけだ」