「俺には、断然ココの方が可愛いけど」

まず名前を覚えるほど、興味ねぇし。

「\\\」

すぐに真っ赤になるココ。

こういう素直なところも、好きだ。

「じゃ、いくか」

「うん」

二人で手を繋いで学校を出た。



そして、新学期が始まった。

いつもどうり、手を繋いで学校に行くと入学式に迷子になってた子が居た。

「あの、」

ココと二人でその子を見る。

「翔先輩、あたし翔先輩の事が好きです」

「「えっ」」

二人して驚いてしまった。

勿論めちゃくちゃ注目されている。

「ごめん 俺、彼女いるから」

言いながら、絡めた手を見せる。

「知ってます でも、あたし諦めませんから」

「「えっ」」

またしても、二人で驚いた。

「では、」

そう言いあの女の子は消えていった。

「すごいね 花梨ちゃん」