「ああ 結構激しいから、あんまり関わって欲しくないんだよ」

「そう・・・なんだ」

「あのっ」

「あのっ」

見事にあたしと翔の声がハモる。

「お前が先、言え」

「いや、翔から・・」

「じゃあ、元カノの話していい?」

「うん」

「中三の頃かな・・・結構荒れててさ、だからああいう奴とも関わりはあったんだけど・・・」

「・・・」

「告白されて、好きでもないのに付き合って・・・すぐ別れての繰り返しだった 真由香もその一人」

「・・・」

「でも、今はガチでココが好きだから」

「ありがと」

少し不安になったけど、また翔の気持が聞けて嬉しかった。




あれから、数日経った。

いつもどうり学校へ行くけど、翔は居なかった。

遅刻かな?と思い、待ってみた。

けど、一時間目が終っても・・・

二時間目が終っても・・・

ついには昼休みが終っても、来なかった。

心配になりメールをしてみると・・・

「ごめん久し振りに真由香に会って、好きになった 別れてくれ」

え・・・


嘘でしょ?

この前、あたしのことが好きだって言ってくれたのは、嘘だったの?


どうして・・・?


翔が言ってくれた言葉。

「俺、ココが好きだ だからあいつの所へ行くなよ」