特別なあだ名

「ココも出る事になって、最悪」

「あたしだって・・・」

「はいはい、分かったから用意して」

メイクをしてくれている、繭に言われた。

やる気の無いあたし達に変わって、繭はやる気。

「繭のほうが可愛いのに」

「いや・・・あんたの方が可愛いから」

「そんな事」

「あるし

 ねぇし」

言ったのは、彼方君と翔。

翔は「あるし」

彼方君は「ねぇし」

あたしと繭は顔を見合わせて笑う。

ブータレながらも、用意したあたし達。

「では、登場していただきます 2-Ⅰの中田翔君と宮崎祥子さんです」

パチパチと拍手が聞こえる。

「え~っと、特技は・・・無いです」

あたしは眼鏡を取られて、おどおどしながら話す。

うっ・・・

恥ずかしいよ・・・

「中田翔です この子俺の彼女なんで手、出したら殺すから」

そう言いながら翔はあたしを引き寄せた。