「ココを大事にして悪いの?」

「ううん 大事にして?」

「可愛い」

ちゅっとキスされた。

「どうする? もう、帰る?」

「大丈夫」

「じゃあ、少し寝てろ」

「うん」

額に手を乗せられて、そーっと下に下りていく。

手が優しくて、温かくて眠たくなって素直に目を閉じた。

眠る直前、「おやすみ」と言われて、額にキスされた。





「んっ・・・」

目覚めると、手は翔と握っていた。

翔も寝ていた。

「んっ・・・あっ起きた?」

「うん」

「痛い?」

「少し」

そっと翔が優しく労わるように、撫でてくれる。

「たんこぶ出来てるな?」

「うん」