「?」



カコーン

朝風呂だから、あまり人は居なかった。

と言うより、誰もいなかった。

「あぁ~気持ちい」

と、ココの声が聞こえた。

「ココ~」

「翔?」

「そう!!」

「そっち人いる?」

「居ねぇ」

「こっちも!!」

ココと話していると、俺らと同じ年ぐらいの奴らが入ってきた。

「隣の女子の声、超可愛くね!?」

こそこそ言ってるつもりでも、聞こえてる。

「鳴かせてみてぇ」

「っ・・・」

そのことで、キレた俺は。

「ココ?俺の事どう思ってる?」

「恥ずかしいよ」

「顔も見えねぇし、誰も居ないからいいじゃん」

「・・・好き」

「俺も じゃあ、俺出るから」

「あたしも」

「何このバカップル」的な目でみていた奴らを放っておいて上がった。