特別なあだ名

でも、翔に「俺だけに・・・」って言われたし・・・

そのときのことを思い出して、顔が赤くなったあたしに気付いた繭。

「どうしたの? 翔君とラブラブした事思い出したの?」

「ちがっ!!そんなんじゃないからあたし達!!」

「でも、翔君があんたに話すみたいに他の女の子に話すところ見た事ないし」

「それは、友達だから!!」

「そうかなぁ?」

「そうなの!!」

無理矢理その話を終らせて、あたしは買い物を続けた。

その後、五人で合流してハンバーガーショップに行った。

「いただきます」

「久し振りだから、美味しいね?」

「だな」

「確かにお前最近、弁当だな」

「ああ 繭が作ってくれるから なっ?」

「ねっ?」

「このバカップルめ」

「えへへ」

いいな。

あたしもこういう風に、もし翔と付き合えたらこうして尽くしたいなぁ

まぁ、きっと夢どまりだけど。

その後は、五人で話しながら色々歩いて、別れた。

「ありがとう 楽しかった」

「なら、よかった」