「よし、俺の家ちょっと寄っていいか?」

「うんってすごい怪我してるよ!!」

「ああ だから、手当てしたくて」

「うん あの人たち全部翔が?」

やられて、すぐに逃げた奴ら。

逃げ足、速いな。

「ああ」

「やっぱり、翔って強いの?」

「・・・かもな」

そう言って、ココの手を取って立たせた。

そして手を繋いで、俺の家までゆっくり歩いた。


「救急箱何処?」

「あそこ」

「分かった」

ココは救急箱を手にして、ベッドに座ってる俺の前まで来る。

「傷見せて」

「手当てしてくれんの?」

「うん」

ココが優しく手当てしてくれた。

「折れたところとか、無い?」

「ああ」

「あたしのせいで、ごめんね」

「お前のせいじゃないって しいて言えば、俺のせいだし」