〔祥子〕
あれから一ヶ月。

翔(君は要らないと言われた)とは何も無い。

たまに繭たちも入れて遊んだり・・・

今日は誰も居ない図書室で、翔を待っている。

「君さぁ、翔の彼女?」

「趣味悪~」

誰かが言った。

そんなに、正直に言わなくても・・・

「違います」

いかにもチャラそうな人が・・・2、3人。

「じゃあ、知りあい?」

「はぁ・・・?」

「ちょっと、来てくれない?」

「えっちょっと」

強引に腕を引っ張られて、立たされた。

「ちょっと!!うっ・・」

鋭い痛みがお腹にきて、あたしの意識は途切れた。





〔翔〕
図書室へ、来たけど・・・