特別なあだ名

「大丈夫か?」

言いながら、そっと抱きしめてくれる。

「うん っ・・・」

龍が来てくれた事の安堵感と、襲われて怖かった気持ちから涙が出てくる。

「何もされてないのか?」

「うんっ・・」

「よかった」

龍の腕の中は温かくてあたしを安心させる。

いつの間にか、涙は止まっていた。

「ごめん あたし、龍には心配かけたくなくて」

「分かってる 俺も、ごめん  でも、俺は何も言ってくれない事が心配」

「そうだよね これからは、ちゃんと言うね」

「ああ 所で、今日両親居ないのか?」

「うん 旅行だって」

「そうか なぁ、ちょっと携帯かして」

「はい、でもなんで?」

「いや、ちょとな・・・」

そう言ってどこかに電話をかける龍。

「龍牙です・・・・今日実は、小子さんが一人だと聞いて心配になったんですけど・・・・そうなんですか?はい・・・言ってくれてませんでした では、はいわかりました」

龍が敬語になる相手って・・・しかも、あたしの携帯からだしもしかして・・・

「あたしの、両親!?」

「ああ しかも、両親は俺に泊まってほしかったそうだぞ」

「言おうとしたけど、今日は言えなかったからさ・・・」

「そうだったな っで、泊まっていいんだろ?」

「うん ご飯食べる?」