特別なあだ名

「やっぃやっ」

「さぁ、まずはキスをしようか」

顔を精一杯背けても、無理があってもう少しで唇が触れそう。

龍と出会った時の事も思い出して、余計震えるからだ。

龍!

龍!

心の中で龍の名前を叫んだ。

「ほら、大人しくしてよ じゃなきゃ、..」

びりびり

ナイフで制服が裂かれる。

「次は、素肌だよ」

その言葉に震えと恐怖が倍増する。

「そう そう言う風に大人しくしてればいいんだからさ」

龍、助けて!!

バンッ

「俺の女に手出すなったろうが」

いつもより数段低く、どすの利いた龍の声。

「龍!」

「ひっでっでも」

雅也君が何か言う間もなく、龍のこぶしが入った。

「うぜぇ 出て行け」

「ひっ」

意味の分からない悲鳴を上げて雅也君は、出て行った。