あたしも、中学の時から変わらずこのままだしなぁ

「明日さ、そうやってメイクして行く?」

「えっ・・・どうして?」

「いや、これで行ったらモテるぞ」

「そんなこと無いよ」

ガバッと抱きしめられた。

「俺は、俺の前だけこの姿で居て欲しい」

「・・・」

キュンと胸が切なくなった。

「あっわり 勝手なこと言って」

慌てて体を離す翔。

もっと、抱きしめて欲しいな・・・

「はっ!?」

気付いたら、声に出てたみたいで・・・

「なんて?」

「だから、もっと、・・・ギュッてして・・・」

すると翔は照れたようにハニカミながら「それ、反則」と言って、優しく抱きしめてくれた。