特別なあだ名

でも、病人を襲うわけにもいかないから必死で我慢する。



「お粥食ったら、次薬」

「ヤダ」

「朝は飲んだんだろ?」

「飲んだけど、苦かった」

小さいこの様に拗ねる燐華。

「飲まないと、治らないよ」

「でも、うー」

「じゃあ、キスするからこっち向いて」

「ん、」

素直に俺のほうを向いた燐華に、キスしながら口の中で薬を口移しした。

「んっ・・」

薬が入ってきた途端、気付いて顔を背ける燐華の顔を押さえつけ口の中にもう一つ隠してあったチョコも移した。

「苦かった」

「チョコは甘かっただろ」

「でも、...」

「薬、飲んだら寝ろ」

「ゆい抱っこして」

ゆいって俺の事?

可愛い過ぎ。

「抱っこー」

「はいはい」

燐華を横抱きにしてベッドに座る。