特別なあだ名

熱冷ましシートを額にはって、燐華の様子を見る。

「気持ちいい」

ピピピッピピピッ

「何度だ?」

「40℃かな・・・」

「かなりあるな」

どうりでこんなにしんどそうなんだ。

「寝とけ」

「うん」

燐華が目を瞑ったのを見て、俺は話し出した。

「昨日は、ごめん」

「うん」

「俺さ、ムカついて」

「うん」

「俺、燐華が好きなんだ」

「えっ」

びっくりしたみたいで、起き上がろうとする燐華を止めた。

「だから、寝とけって」

「うん ねぇ、それって本当なの?」

「ああ」

「あたしもね・・柏原が好きだよ」

「うん」

燐華のその言葉を聴いて、俺の気持ちが軽くなった。