その続きを何となく見たくなくて俺は雑巾を取りに行くために、教室を出た。

でも、続きが見たい気持ちもあってやっぱりもやもやした気持ちが残る。

部屋に戻ると、燐華が居た。

「あっ唯斗居た」

「遅い」

「ごめん」

「早く終わらせるぞ」

黙々と棚の上を拭く。


「もういいかな?」

「そうだな」

やっと終わった掃除。

結構綺麗になった。

「帰るか」

「うん」

空を見るともう結構暗くなっていた。

「家、どこ」

「えーっと、〇〇町のコンビニの近く」

「近いな 送って行く」

「えっいいよ」

「黙って、送られてろ」

「ありがと」

「校内に残っているのは先生と俺らだけみたいだな」

「こんな静かな学校初めてかも」