「龍、大好き」

「俺は、愛してるけどな」

その言葉を境に龍が動き出した。

それにあたしはただ喘ぐ事しか、出来なくなって龍の首に手を回して龍を引き寄せた。



「んっ・・」

「目が覚めたか?」

起きたら、龍の腕の中だった。

「あれ?寝ちゃってた?」

「ああ というより、意識飛ばした ごめん やりすぎた」

「本当だよ」

「ただ嬉しくてさ、止まらなかった」

照れたようにギュッと引き寄せられた。

「次からは、もっとゆっくりしてね」

「約束はできねぇ」

「もう」

「でも、人って暖けぇんだな」

優しく笑う龍にときめく。

「そうだね」 

うとうとし始めて寝てしまいそうになる。

「寝ていいぞ」

「でも...あれ、そういえば何時なの?」

「12時」

「もうそんな時間なんだ ごめん 結構待たしちゃった?」

「いや、小子の寝顔見るの飽きねぇからいいの」