昔々ある森に、とてもきれいな王子様が1人で住んでいました。
王子様は、毎日お花に水をやり、大きな木の周りの雑草を抜いてあげました。
王子様の寝床は、藁をたくさん敷き詰めた、大きな木の大きな穴でした。
ある日、王子様はお花に水をあげていると、とても不思議なお花を見つけました。
虹色をしていて、とてもきれいなのですが、花びらは閉じたままです。
王子様は、不思議なお花にたずねました。
「あなたの花びらはどうして閉じているの?」
「・・・・・・。」
お花は答えません。
「どうしたの?」
「・・・・・・。」
答えません。
王子様は気付きました。
お花は喋ることができないのです。
「あなたは喋ることができないのですね。
でも、とてもきれいです。あなたは声の変わりに虹色の花びらを手に入れたのですね。」
王子様はにっこり笑って、自分の美しい声を半分分けてあげました。
「これであなたとお話できますね。
でも、他の花達が羨ましがるので、あなたは私に虹色の花びらを1枚ください。
それでおあいこです。」
王子様は、もらった花びらを自分の服に縫い付けました。
しばらくして、虹色のお花は萎れてしまいました。
でも、王子様の胸に咲いている虹色は、全く色あせる事はありませんでした。
王子様は、死ぬまで花びらを大切にしました。
王子様は、毎日お花に水をやり、大きな木の周りの雑草を抜いてあげました。
王子様の寝床は、藁をたくさん敷き詰めた、大きな木の大きな穴でした。
ある日、王子様はお花に水をあげていると、とても不思議なお花を見つけました。
虹色をしていて、とてもきれいなのですが、花びらは閉じたままです。
王子様は、不思議なお花にたずねました。
「あなたの花びらはどうして閉じているの?」
「・・・・・・。」
お花は答えません。
「どうしたの?」
「・・・・・・。」
答えません。
王子様は気付きました。
お花は喋ることができないのです。
「あなたは喋ることができないのですね。
でも、とてもきれいです。あなたは声の変わりに虹色の花びらを手に入れたのですね。」
王子様はにっこり笑って、自分の美しい声を半分分けてあげました。
「これであなたとお話できますね。
でも、他の花達が羨ましがるので、あなたは私に虹色の花びらを1枚ください。
それでおあいこです。」
王子様は、もらった花びらを自分の服に縫い付けました。
しばらくして、虹色のお花は萎れてしまいました。
でも、王子様の胸に咲いている虹色は、全く色あせる事はありませんでした。
王子様は、死ぬまで花びらを大切にしました。