町が見渡せる丘の上…

そこに、腰に銃を、背中には剣を所持している男と、髪が長く、その髪を下ろした小さな女がいた。
そして、2人の近くには霊である女の子が…

<<ここ…懐かしい…>>

霊の女の子が立ち止まり言う。

辺りを見回し、何かを思い出しているよ
うな顔をして…

 「ここが、あなたが行く道…」

そんな女の子を見てか、女が言う。

<<…ありがとう。カリンのお陰で…>>

女の子は顔を輝かせて言う。が…

<<行かせない…>>

<<!>>

目の前に他の霊が現れたのだ。

その霊は、女の子を襲おうとする。
カリンと呼ばれた女は、女の子を抱きしめ、目をつむる。