その言葉を聞き、マイも彼女の頼みに乗る気のようだ。 「その子を見つけ出してどうすれば?」 <<それは…あなたならわかるでしょう>> 「?私?」 彼女はカリンを見てそう言った。 途端に、彼女の体が揺れた。 <<時間です…娘を、よろしくお願いします。>> そう言い頭を下げ、彼女は闇にとけ込むように姿を消した。