約束を守る。そう決めたノワ。

 「すまない…」

戦闘体勢を崩し、ノワはその場から消えた。


それを確認した王は、ノワールへと立ち向かう決意をする。

 「?お前が俺にかなうと?」

腕を組み、あざ笑うノワール。

 「そんな事は、思っていない…」
(少しでも多くの時間をかせがないと…)

王は自分の爪を鋭く伸ばす。

(ノワの為。いや、これは自分の為なのかもしれない…が、俺がこいつを食い止める…)

そしてノワールへと飛び出して行った…


王はノワールへと爪を振るう。
しかしその爪は空を斬る…

ノワールは腕を組んだまま、王の攻撃を楽々と交わす。

 「クッ…」

かなわないとわかっている…だが、これが、運命…