ある暗闇の中…

その暗闇は、緊迫したように、張りつめていた…


1人の男が目を瞑り、何かを感じ取っているようだ。



不意に目を開く。

(…カリンが…悪の道へと歩み出した…)

その瞳は、暗闇の中、怪しく緑色に光っていた。


そしてその目は細まった。

 「!あいつら…」

何かに気づいたようである。目をつり上げながら、その場から消えた。


その場は、穏やかな暗闇と化する…